追記(まじめなことを一生懸命書こうとして自爆の巻)

思い出した。
右を向いても左を向いても真っ暗闇じゃござんせんか*1なこの世の中において、呆れと怒りとその他諸々のモニョモニョ感をナンセンスかつシュールな笑いに昇華させる放送メディアが、世の悲劇を「平等に知る権利がある」という大義名分の下、過剰に伝えるメディアに比べてはるかに少なく
あったとしても、現実に起こる出来事のあまりのナンセンスさに笑いの発想が付いて行き難くなったこのご時世。
その中でテレバイダーは、なんか、希望だったんだよなぁ。
情報はあくまでも正しく、かつ、しつこすぎずに伝え(むしろ脇道部分が説明過剰)、
皮肉屋だけど、その皮肉は誰に対しても(それこそ番組自身にも)平等だった。
番組が終わったとき、「日テレから来たMXの上役の人が番組にクレームをつけ、一方的に潰された」という噂があった。
所詮力には勝てねぇんだな…という無念と、マスコミって一体なんなんだろう…というむなしさで悲しくなった。
その後も、自分の中でテレバイダーに代わる情報番組は見つからず*2、不条理な出来事やあまりにもバカくさい出来事が起こったりするたびに、腹の中のモニョモニョした感じが消えず、頭の中の隅っこで「今テレバイダーがあったらこのことをどう伝えるのかなぁ…」なんて思ったりすることも何度かあった。
そこにこれですよ。まさに朗報。
これからどんな情報に茶々をいれていくか*3たのしみです。

*1:by鶴田浩二「傷だらけの人生」

*2:初期の「明るいニュース」がナンセンス的には近いような気がした(その後「笑ってコラえて」化していく)が、そういうのに限って放送期間が短かったりする。話は逸れるが「笑ってコラえて」も、だんだんドキュメント色が強くなっていってちょっとなぁ。ユルさが好きで見てるのに。

*3:テレバイダーの場合、「時事を斬る」というほど勇ましくないな。鋭くはあるが。