赤坂大歌舞伎於赤坂ACTシアター

毎年恒例赤坂大歌舞伎、
今回は『狐狸狐狸ばなし』と『棒しばり』の二本立て。
歌舞伎を観るのは初めてだが、『狐狸狐狸ばなし』は以前板尾さん篠井さんラサールさんのバージョンを観に行ったので大体のあらすじは頭に入ってるし、
『棒しばり』は有名な演目なので初心者の私でもわかりやすいだろうと観に行くことに。
(写真:会場入り口近くで佐藤B作氏を見かけた記念)



赤坂ACTシアターはたしか初めて行く場所なのだが、なんだか縦に広い劇場。私は2階後方の席だったのだが、3階席のような距離感だった。でも観やすい。


以下ネタバレ入ります。注意。



まずは『狐狸狐狸ばなし』。11幕で約1時間半。
以前観に行ったものより短い。まああれはケラさん演出だったしねー(偏見)。

なにげにえげつない会話もあるが、板尾×篠井のものに比べたら幾分カラッとしている。


伊之助さんは勘三郎さん。
役の雰囲気がラサールさんが演じるものと似てる感じがした。
伊之助さんってこういうイメージなのかね?他の人物のイメージが違うものになっていたので気になった。
でも勘三郎さんの方がいくぶんカラッとしてる感じ。
時間が短い分、内面があまり描かれてないからかもしれない。


あとは赤坂ということで、それにちなんだ小ネタがあったり。伊之助さん1回目死亡のときのアレ*1はやりすぎ。ていうかすげー。卑怯。



『棒しばり』は筋は知っていたのだが、観たのは初めて。
これってシング&ダンスものなのね。
そして酒盛りしながらキャッキャウフフなノリの太郎冠者と次郎冠者をただひたすら描くだけの演目なのね。
主人が帰宅して「おまえら酒飲むなっつってんのにまた飲んだなー!」→「逃げろー」「待てー」
という展開なはずなのに、主人も交えてキャッキャウフフしてるようにしか見えないのは私がおかしいからですか。

*1:"TBS"と書かれた朱襦袢を全開にして一回転してぶっ倒れる